1. 「暮らしと観光が共存する新しいスタイルのまち」を目指す
投資型 兵庫県「龍野城下町」エリア再生ファンド
(プロジェクトメンバーアーデン歩、畑本康介、増田憲昭、木元由香)
私たちは、兵庫県にある龍野城下町の“歴史あるまち並み”と、”受け継がれてきた暮らし“を100年先まで継承していくため、教育事業、地域商社事業、まちづくり不動産業・開発事業、宿泊事業、空き家対策事業など幅広い事業でまちづくりに挑戦してきました。これは「百年前、百年後の住民に褒めてもらえるまちづくりを。そして現代に生きる私たちも気持ちの良い生活を送る」ことを目指しているものです。
龍野に根差して8年、ようやく一つひとつの事業が安定期に入ろうとしています。この町の経済をグッと伸ばすためにもっとも要になるのが宿泊事業です。これまで長期間一緒に活動してきたメンバーが一貫して大切にしたいと考えているのは「暮らしと観光の共存」を守り、地域の価値を向上させる「宿」づくりです。
これまでたくさんの方にサポートいただきながら、まちづくりの実績を積み上げてきたからこそ、宿泊事業にまで漕ぎつけることができました。ファンドの募集期間を延ばし、このメンバーでもうひと踏ん張りしていきますので、皆さん応援いただけますようよろしくお願いします!
(NPO法人ひとまちあーと、株式会社緑葉社、株式会社masumasu、株式会社MMD)
10代の頃から10年以上海外で過ごし、龍野へ帰郷。オーストラリア人の主人と二人の子どもと一緒に龍野城下町に暮らしています 。帰国した際は、良い意味で逆カルチャーショックを体感しました。今までは何も気にとめなかった庭園の苔が「新緑の絨毯」のように映ったり、桜の木の下のベンチが映画のワンシーンのように思えたりと、違う角度で物事を捉えている自分に気づきました。
そして2015年から5年間、「NPO法人ひとまちあーと」や「株式会社緑葉社」のメンバーとして地元の「まちづくり」に関わる中で、まちに長く住む人には当たり前になっている「龍野城下町の魅力」を私自身のフィルターを通して発信したいという想いが募り、 2020年7月に「株式会社masumasu」(以降、「masumasu」)を設立しました。まちの暮らしそのものが観光資源であり、まち全体が隠れ家のようなリトリートタウン「龍野」の魅力を世界中の方に発信し、誰にでもやさしい町づくりができるよう、さまざまな方が滞在できるユニバーサル対応の宿をつくります! どうぞよろしくお願いいたします。
兵庫県の南西部に位置するたつの市龍野地区は、武家屋敷や醤油蔵といった昔ながらの歴史が残るまち並みと、古民家をリノベした新しい店舗が点在する新旧が調和した城下町エリアです。2019年には国内に123地区ある重要伝統的建造物群保存地区(以下、重伝建地区)の一つに選ばれた一方、この5年間で20軒以上もの新たな店舗が出店し、まちとしての賑わいも生まれてきています。
私達は長年、静かで居心地の良いこのまちの「暮らし」を守りながら、まちにお金が落ちる仕組みを作るにはどうすればいいのか?という課題を抱えていました。 そこで今回私たちが始めているのが「龍野城下町ホテルプロジェクト」です。
城下町全体をホテルと見立て、フロントデスクを擁する施設でチェックインし、町内に分散した客室で宿泊、飲食店で食事して頂くことで、観光客の方が城下町で「暮らすように滞在する」まちを目指して様々な仕掛けを設けています。昨年3月末には、重伝建地区内に「城下町古民家ホテルkurasu」シリーズ第1号の「148kawaracho」をオープンしており、今年3月にも新たな棟が加わるなど、プロジェクトはすでにスタートしています。(コロナ禍でも安心・安全に泊まっていただける一棟貸し切り宿です)。
私たちは、いわゆる観光地の売店や観光スポットを作っていくのではなく、まちの「暮らし」そのものを観光資源だと考えています。例えば、重伝建地区に選定された歴史あるまち並み、龍野城を擁する豊饒な鶏籠山や恵み豊かな一級河川の揖保川、一年を通して穏やかな気候、そこから生まれた地場産製品の数々(手延べそうめん、淡口醤油、皮革産業が特に有名です)、地域に残る催事や慣習など、有形無形のすべてのモノがこのまちを形成し、特有の魅力になっています。
「城下町古民家ホテルkurasu」では、ホテルの客室となる一棟一棟の地番をそのまま客室名にし、食事を提供しないことでまちの飲食店を巡ってもらうようにするなど、まち全体の魅力を最大限感じてもらえるような仕掛けを至るところに設けました。多様なコンテンツを用意し、知的好奇心を満たしながら、観光客の皆さんに体験・滞在して頂くことで、日常からほんの少し離れ、心とカラダを豊かにするリトリート滞在を提供したいと考えています。
城下町古民家ホテルkurasuシリーズが次に挑戦するのは、「龍野城下町の暮らしを体感してもらう」仕掛けの一つとして、滞在中の観光客と住民のタッチポイントとなる「住民が立ち寄るお店×観光客が滞在する宿」をつくることです。このコンセプトに決めた背景には、宿が城下町の中心部に位置しているというメリットがあります。そして、もう一つの挑戦は「誰にでもやさしい町づくり」につながるユニバーサル対応の宿にすることです。様々な方に龍野の魅力を知って頂き、また町の住民側の意識改革にも繋がれば幸いです。
近隣には「クラテラスたつの」、「龍野城」、「ゐの劇場(旧カネヰ醤油)」を始め、観光客に人気のスポットや飲食店(過去5年間で約20軒以上の新規出店)が徒歩圏内にできており賑わいを見せています。また、「たつのこども園」、「伏見屋書店」、「カフェ・エデンの東」など、地域住民の生活ラインとも重なる位置にあるため、まさに暮らしと観光の交差点になる場所です。
「69kamigawara」には、東西それぞれに入口を設け、東(図面上 右側)からは店舗部分(2店舗分)へ、そして西(図面上 左側)からは宿部分への入り口になっています。城下町内で物件の側に駐車スペースが確保できることが少ない中、今回の物件は西口に駐車場が隣接し、車椅子の方や足が不自由な方への利便性も備えた宿となっています。
お宿スペースは、バリアフリーはもちろんのこと、庭から差し込む光が創り出す開放感と共に非日常感を感じられます。浴室からも庭を眺められ、日常の疲れを癒していただけるでしょう。4名まで滞在できるようスペースを確保する計画です。むき出しの梁が見える2Fのロフトスペースはどこか懐かしい気持ちにさせてくれるはずです。宿の設えは、城下町古民家ホテル「kurasu」が大切にしているシンプルでどこか気品を感じるものに統一し、仕上げていきます。
また、店舗スペースは伝建地区内の広報関連の写真等で使用されるメイン通りに面しています。老舗のカフェや本屋さんが並ぶ通りに面する店舗入口は、通りすがりに店内がよく見えるよう掃き出しの引き戸が入る予定です。「今日もやっとんか?」と地域のおじさんが声を掛けるシーンが目に浮かびます。 店舗スペースは居ぬき状態でお渡しする予定で、テナントには白紙のスペースを自由に設計してもらい、内装工事を行っていただきます。テナントの業種等はまちの住民の声も大切にし、まちづくり会社「緑葉社」の協力のもと選定していければと思っています。投資家の皆さんからのアイデア、ご紹介、チャレンジなどもお待ちしています。
建築設計をお願いした福田建築工房の福田さんは、これまで多くの古民家の設計に携わってこられたそうで、龍野城下町について次のように話してくれました。「昔ながらの変わらぬ家々、古き良きたたずまい、魅力的なまち並みは、ほっこり落ち着く時間をくれます。家が古くなって朽ちかけても、直して住み続ける龍野の住民に誇りを感じます。それがたつのの魅力だと思うんです。」私達の想いに共感し、共にプロジェクトを進める力強い仲間のお一人です。
何度も打ち合わせを重ね、現地に足を運んでいただき、kurasuのコンセプトや龍野の魅力を理解していただいた上でようやくこのプランに辿り着きました。
「城下町古民家ホテルkurasu」は素泊まりプランのみとなっています。それは、宿泊されるお客様にまち全域を探索し、観光スポットもお食事処もそれぞれのお気に入りを見つけていただきたいからです。龍野城下町の全てがお客様次第で特別な空間に変わります。 例えば、紅葉谷が読書空間になったり、聚遠亭が瞑想空間に、近くのパン屋さんで購入したパンを持ってハイキングすると野見宿禰が朝食スペースになったりと、選択肢は無限大です。
あらためて自己紹介をさせてください!私はアメリカの高校を卒業し、某ホテルのフロントレセプショニストを経験した後、渡豪。オーストラリアの短大でデザインを学びました。在学中にはオーストラリア国内のデザインコンペで金賞を獲得し、卒業後はそのまま豪デザイン会社へ就職。地域の様々なフェスティバルのデザインコンセプトから地元企業の商品パッケージデザインまで手掛けたことで、デザイン的な思考・視点を養いました。さらに学生時代から長年お世話になった二つ星レストランで質の高い接客を学び、質の高い接客とは過剰なサービスではなく、いかに働く側も幸せになれるかだと気付かされました。
2013年に帰国し長女を出産、2015年から地元のNPO法人の活動に関わり始め、地域のイベントの運営スタッフや、まちの清掃への参加などを通して、このまちに住む人達の想いを知りました。「龍野らしい暮らし」を大切にしながらまちを活性させるにはどうすればいいのか?その解決策として今回のプロジェクトの実行を決意しました。
私のこれまでの経験が、今回のホテル事業の立ち上げ・企画から運営段階まで様々な場面で活かされています。例えば、ホテルの家具や調度品の設え、暖簾や冊子などの広告物の制作も自身で行いました。また、地域の皆さんの口コミやメディアにも多々掲載して頂き、支えていただいています。まちの方に「アーデンさん(地元の住民)やから安心してホテルやってもらえるわ」と言っていただいた時は、嬉しくもあり責任も感じました。そして「観光と暮らしの共存」の大切さを日々感じています。今までに取り組んできた「町づくり」に更に「やさしい」というキーワードが加わる事で、まちの子供たちや住民の方々の暮らしがより一層豊かになることを願っています。そのスタートとしてユニバーサル対応の宿を作ることは私にとっても大きな挑戦です。この宿が実現できた際には、宿泊だけではなく地元小学校の生涯学習(特別支援学習)の場としても活用できればと夢は広がります。
この地域に育てられ見守られてきた私だからこそ大切にしたい「豊かさ」だったり、伝えられる「まちの魅力」を、この土地に訪れる方にも体感していただけるよう、頑張ってまいります。
株式会社masumasuは、NPO法人ひとまちあーと、株式会社緑葉社を始めとする関連会社と共に、龍野城下町でまちづくりに取り組んでいます。 本プロジェクトにおいても、物件選定や宿の計画、地域の方々との関係性づくりなど、関連会社と連携して進めております。 このネットワークを最大限に活かしたまちづくりに、投資家の皆さんにもかかわって頂きたいと思います。
本プロジェクトに関わっている主要メンバーを紹介します!
龍野城下町のまち並みを保全活用する市民出資のまちづくり会社「緑葉社」の代表。そして私が副代表を務めるNPO法人ひとまちあーとの代表理事でもあり、6年前から共にまちづくりに取組んできた仲間です。
開発型の観光客誘致ではなく、住民の想いを尊重し、まちの暮らしに焦点をあてた活動を行い、地域産業活性化のための 地域商社事業や、 企業と連携した保育園の運営をしつつ地域循環型教育の実現を目指す教育事業などの会社を複数設立し、地域課題解決に繋がる 事業を多角的に展開しています。
今回のプロジェクトを一緒に盛り上げるNPO法人ひとまちあーとグループでもある一般社団法人リバーサイトラボラトリーにて、地場産業という切り口から町づくりに取り組んで来たメンバーの1人です。またmasumasuの役員としても宿の運営を裏で支えてくれています。
老舗百貨店にて、店内営業ディレクター、広告企画、 店舗統括などを経験。その傍ら、地域の商店街活動や まちづくりイベントに参画。2018年にNPO法人ひとまちあーとに入社し、たつの市の地場産品の魅力を発信するアンテナショップ「クラテラスたつの」のマネージャーに就任。たつの地域の農家や企業とのネットワークを構築し、地域発信イベントを積極的に開催・参加している。masumasuでは、店舗マネジメント・商品開発・地域商社業を担当。
今回のプロジェクトを一緒に盛り上げるNPO法人ひとまちあーとにて、畑本や私と共に5年間まちづくりに取り組んできたメンバーの1人です。プロジェクトの発信とイベント運営・企画を担当しています。
兵庫県たつの市出身。高校・専門学校で美術やイラストを勉強。アルバイトで舞台進行会社の照明担当として1年弱働き、1年間カナダへ留学。帰国後、日本各地の旅館やテーマパークなどで飲食・販売の接客業を経験。2016年NPO法人ひとまちあーとに入社。城下町内の関連拠点である法人直営の案内所の店舗管理、たつの市と連携運営のカフェ兼物販施設の店舗マネジメント補佐、法人直営のコミュニティーバーの運営などの経験を経て、現在、事務局長として法人全体の事業進行・管理を行っている。
古民家の建築に多く携わっておられ、重伝建地区の建築条件に明るい方です。 今回の宿の設計をお願いしました。
岡山県総社市生まれ、京都工芸繊維大学住環境学科を卒業。 設計事務所に入社し、複数の事務所を経て独立し、「一級建築士事務所 福田建築工房」を設立。現在は京都橘大学で非常勤講師も務める。
龍野城下町のホテル複数展開などのアドバイザーとしてプロジェクトに関わって頂いております。
流通系企業、外資系投資銀行での勤務の後大学教員となり、地域経営、MBAコース等を担当。現在は大学の非常勤講師のほか、様々な地域事業・経営に関わっている。
▼参加者とのトークセッションの様子はこちら
城下町ホテルプロジェクトですので、ご投資いただいた皆さんには、まち全体に関わっていただきたいと考え、3つの投資家特典をご用意いたしました。
すでに魅力的なお店も増えてきている龍野エリアですが、さらにじっくり滞在しても楽しいまちを目指していきたいと考えています。そこで皆さんと制作し、毎年更新していきたいのが「龍野の朝と夜を楽しむガイドブック」。
朝だからこそオススメの散歩コースや美味しい朝食のご紹介、夜に地元の人たちが集まって呑んでいるお店にちゃっかり合流する方法、などなど、そんなどんなマップやガイドブックにも載っていない指南書を作成します。
年に一度、kurasuシリーズ全施設でお使いいただける投資家優待チケットを投資家の皆さんにプレゼントします。(運用期間の5年間継続)1口あたり1,000円、例えば100万円(20口)投資いただいた場合は2万円分相当になります。
年を追うごとに変化するまちの様子を体感していただくため、龍野にお越しいただくためのキッカケづくりとしてご用意しました。 チケットとして他の方にお譲りいただくことも可能ですので、ご両親やご友人にプレゼントして、龍野の魅力を広めていただければ幸いです。
龍野への関わり方は、他にもたくさんあります。 次の宿の計画がどうなるか知りたい、現場見学会やDIYイベントに参加したい、新しいテナント募集に対し、自分がお店を出したい、知り合いを紹介したいという方もいらっしゃるかもしれません。また、遊びに来るだけでなく、物件によっては2拠点居住生活をしてみたい、もしかしたら移住も検討したいということも。
私たちは、今回の宿泊施設を運営する「masumasu」だけでなく、不動産管理等を行う「株式会社緑葉社」、事業開発を行う「株式会社MMD(むかしみらいディベロップメント)」、その他、多くの関係企業・団体がチームになって龍野をまちごと盛り上げていきますので、3ヶ月に一度の投資家レポートでは「龍野城下町ホテル通信」として不動産情報からイベント案内まで、その時々の皆さんに知って頂きたい、関わって頂きたい情報をご提供していきます。
・ガイドブック(特典1)には、投資口数に応じて、ご投資頂いた会社・団体のお名前やロゴを掲載させて頂きます。
※10口(50万円)以上投資の場合:お名前(企業名・団体名)を掲載いたします。
※20口(100万円)以上投資の場合:お名前(企業名・団体名)のロゴを掲載いたします。(掲載ご希望でない方は非掲載もご選択いただけます)
・投資家優待チケット(特典2)につきましては、企業研修でのご利用、遠方から来られたゲストのおもてなし、その他関係者へのプレゼントなどにぜひご活用ください。
既にいただいたご質問等は、ファンド情報のファンド情報のFAQページにまとめていますのでご参考ください。
他にもご不明点がある場合はお問い合わせページからお気軽にお問合せください。
会社名 | 株式会社エンジョイワークス |
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所在地 | 鎌倉市由比ヶ浜1-10-9 |
許可等 | |
代表者 | |
不動産特定共同事業の種別 | 第1号、第2号、第3号及び第4号 (電子取引業務を行う。) |
業務管理者 | |
代表電話番号 | 0467-53-8583 |